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試験を乗り越えて経営支援の担い手として活躍する未来を描こう 〜1次試験 直前応援メッセージ〜

総務省が発表した人口統計によれば、2023年1月時点の日本人の人口は14年連続で減少し、初めて47都道府県すべてで減少しました。

とくに地方の人口減少は急速に進んでおり、多くの事業者は労働力不足・後継者不足などに頭を悩ませています。

 

だからこそ経営支援の担い手である「中小企業診断士」が果たす役割は極めて重要です。

資格取得の過程で得られる知識や思考力が極めて実践的であり、地元企業や地域経済の成長・発展に欠かせない知的資産だからです。

 

くしくも本年度から、金沢と四国が1次試験会場に追加されました。
受験エリアの拡大が中小企業診断士の認知拡大、ひいては経営支援の担い手の増加につながることを念じてやみません。

 

今回は、初めて金沢で実施される1次試験を直前に控え、受験する皆さんへのメッセージをお送りします。

 

不安や緊張は「合格したい」という気持ちの裏返し

試験まで数日ともなると、不安や緊張で胸が押しつぶされそうになるものです。
とくに初めて受験する方はなおさらでしょう。

 

ここで重要なのは、なぜ不安や緊張という感情が芽生えるのか、ということです。
それは「合格したい」という強い気持ちが、不安や緊張を呼び起こすからです。

 

もしあなたが今年の合格を諦めて記念受験するつもりだったら、不安も緊張も生まれません。

不安や緊張をネガティブに捉えるのではなく、「合格に近づいている兆候」だと認識してみてください。

 

勉強を始める前の自分と今の自分を比較する

数ヵ月、あるいは数年にわたっての資格勉強を通じて、経営に関するさまざまな知識を学んだはずです。

 

  • どうして有名タレントをCMに使うのか
  • 従業員のモチベーションが上がらないのはなぜか
  • 技術力はあるのにあえて特許申請しない意図は何か

 

今ならこうした疑問にも答えられるようになっているのではないでしょうか。

何となく見過ごしていた事象や出来事に対する洞察力、観察力は飛躍的に高まっているはずです。

 

勉強を始める前の自分と今の自分を比較し、成長した自分自身を実感することで自信が持てると思います。

 

曖昧な知識を増やすよりも学んだ知識を確実なものにする

試験直前になると、SNSでさまざまな情報が飛び交います。
とくに「ココが狙われる」という、いわゆるヤマ当て情報につい目がいきがちです。

 

ヤマ当て情報に飛びつきたくなる気持ちは理解できますが、もし知らない論点が含まれていると、かえって不安が増幅するだけです。

 

試験は6割で合格です。

ヤマ当て情報に頼らずとも、ここまでコツコツと試験勉強をしてきた皆さんであれば、すでに合格水準の知識は備えています。

 

曖昧な知識を増やしても本番では役に立ちません。
残りの時間は、これまでに学んだ論点をより確実な知識にすることに注力しましょう。

 

最後に

多くの事業者が、皆さんの知恵・知識・経験を必要としています。

資格取得後はぜひ当会に入会いただき、ともに地域経済の発展に貢献してみませんか?

 

皆さんが中小企業診断士試験の関門を突破し、経営支援を担える人財として活躍されることを心より祈願しています。

 

なお、試験当日は猛暑になる可能性が高いです。
くれぐれも体調管理には留意してください。